防災の準備_医薬品・衛生材料編

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はじめに

今回は以前に紹介した「防災は災害が起こる前の準備でその後が決まる!」の続編として防災の準備(備蓄)の一つである「医薬品・衛生材料」に特化した内容をお届けします。
良ければ下記の関連ブログも是非参考にしてみてください。

防災は災害が起こる前の準備でその後が決まる!
災害大国・日本に住む以上は防災・減災は必須です。自然災害はいつ起こるか分からなく、被災初期はライフラインが止まる可能性もあります。被災から3-7日間を何とか自力でも生き抜ける術をつけましょう。
防災の準備_非常食編
災害発生時は最低でも3日分の食料備蓄が必要です。なぜならライフラインの寸断で水・電気・ガスが使えなかったり、被災直後の交通網の麻痺で支援物資がすぐに届かないことも想定されます。被災直後の3日間は自力でも生き延びられる準備をしておきましょう!
防災の準備_飲料水編
災害時の飲料水はとても貴重なものです。ただ事前に準備しておかないといざという時に手に入れることが難しく、最悪の場合は脱水症状を起こしかねません。そうならないためにも防災の一環として何をどのくらい備蓄しておけば良いのか参考にしてください。

想像してみてください。もし災害発生時に体調不良や怪我をして薬や衛生材料が不足していたらあなたはどうしますか?
お店では品薄や売切れ、物資が届かないなど災害時では想定外のことが発生するため、手に入れることができずに状況が悪化する可能性があります。そうならないためにも日頃から防災に関しての意識を高め、事前に必要なものを揃えておくと良いでしょう。また医薬品には使用期限があるので定期的なチェックと入れ替えも忘れないようにしてください

こんな人は必見!

  • 防災意識はあるけど何がどれだけ必要なのかが分からない
  • 今まで意識したことがなかったので基本的なところから知りたい
  • 災害が起きても何とかなるだろうと考えている人

防災の考え方

国は防災に関して「自助」の重要性を発信しています。仮に自然災害が起こった場合、国や地方自治体・公共団体の救助・支援はありますが、災害発生直後は難しい状況も多々あるため、被災してから3日間くらいは自力で自分の身を守り、乗り越えられるようにしておかなければなりません。

  • 自助:自分の身は自分で守ること
  • 共助:地域や身近にいる人、被災者同士が助け合うこと
  • 公助:国や地方自治体・公共団体が行う救助、援護、支援

「医薬品・衛生材料」は災害時において非常に大事な要素であり、後々の健康生活にも影響及ぼす可能性があります。基本的に医薬品は他人から貰うものではなく、自分の状態に合わせて使用することになるので、自分の症状や体質に合った医薬品を準備して使用するようにしましょう。

また災害時に怪我をしたり体調不良になってもすぐに病院で診察を受けたり、薬局等で薬を買うことが難しいことが想定されます。災害の規模にもよりますが、病院ではトリアージによって緊急性の高い患者さんから対応するためです。またお店では買い占めや交通インフラの混乱によって物資が届かず売切れになることもあります。災害が起こってから慌てないためにも、日頃からの事前準備が大変重要となります。

医薬品・衛生材料の備蓄に際して

医薬品には「医療用」と「一般用」があり、医薬部外品や衛生材料は使用目的や種類が数多くあるため全てを揃えることは難しいでしょう。基本的なものは押さえつつ、ご自身にとっての必要性と優先順位を決めて揃えるのが良いと思います。

  • 医療用医薬品
    医療機関にかかって医師が使用もしくは発行する処方箋に従って処方される医薬品。持病がある方は避難時に忘れないように必ず持ち出すようにしましょう
  • 一般用医薬品
    医療用医薬品以外の医薬品。処方箋がなくても薬局などで購入できる医薬品。ご家庭の常備薬や普段から使用経験があって自分に合ったものを揃えておくと安心でしょう。
  • 医薬部外品
    厚生労働省が認めた効能・効果に有効な成分が配合され、予防・衛生を目的としたもの。
    殺菌消毒薬、染毛剤、コンタクトレンズ用消毒剤、紙ナプキン、うがい薬、栄養ドリンクなど
  • 衛生材料
    医療や介護などで清潔を保つために使われるもので、使い捨てのものが多い。
    ガーゼ、包帯、絆創膏、綿棒、マスク、手袋、テープなど

※注意事項※
医薬品は使用する人の状況(年齢、症状、体質、既往歴など)によって意図しない症状が発生する可能性があるので、自分に合ったものを適切に使用してください。使用に際して不安なことがある場合は自己判断せず、必ず医師・薬剤師に相談してください。

医薬品・衛生材料の一例

一般用医薬品と衛生材料の一部をご紹介します。「100均」でも手に入るものもあるので、ご自宅の救急箱をイメージしながらご覧ください。

一般用医薬品で分からないことがあったら薬剤師に相談してください。

上記以外にもマスク、テープ、ハサミなども必要になるので、各々の状況に合わせて足りないものがあれば追加してください。イチから揃える人は下記の救急セットも参考ください。

注意点

繰り返しとなりますが、医薬品・衛生用品は災害時にとても重要なものとなります。いざという時に手元になくて困らないように事前に揃えておきましょう。

また医薬品はその人の状態(症状や体質など)に合わせて使用するため、他人から貰うのではなく自分に合ったもの、普段から使い慣れているものを揃えておくと良いでしょう。医薬品で困ったときは自己判断せずに医師・薬剤師に相談してください

最後に…

医薬品は病気や怪我を治療するため、我々の健康を維持するためにとても大事なものとなります。普段は医療機関や薬局などに行けば手に入れることができますが、災害時では我々の想定外のことが起こる可能性があるためそうは簡単にいきません。災害時は買い占めや物資が届きにくく、あらゆるモノが不足します。特に医薬品は皆さんの健康に関わるものであり、他人から貰って代替するようなものではないため、普段から自分に合った必要なものを揃え、定期的に使用期限も確認して新しいものにしておきましょう。

おわり

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