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はじめに
今回は以前に紹介した「防災は災害が起こる前の準備でその後が決まる!」の続編として防災の準備(備蓄)の一つである「照明・電源」に特化した内容をお届けします。


想像してみてください、急に自然災害が発生した時を!
今まで当たり前のことが当たり前でなくなり、今を生きるので精一杯の状況になるかもしれません。そのような困難な状況の中でも被災者全員に等しく夜(暗闇)がやってきます。災害が発生しても停電を免れたり、照明機材を持っている人は夜(暗闇)の恐怖を免れることができるかもしれませんが、停電や照明機材が無ければ月明りに頼るしかなく、移動や何らかの作業は難しくなります。あなたがどちらの立場になるのかは日頃から災害に対する意識と知識を持ち、事前準備をしておくことことが非常に大切です。
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こんな人は必見!
- 防災意識はあるけど何が必要なのかが分からない
- 今まで意識したことがなかったので基本的なところから知りたい
- 災害が起きても何とかなるだろうと考えている人
防災の考え方
国は防災に関して「自助」の重要性を発信しています。仮に自然災害が起こった場合、国や地方自治体・公共団体の救助・支援はありますが、災害発生直後は難しい状況も多々あるため、被災してから3日間くらいは自力で自分の身を守り、乗り越えられるようにしておかなければなりません。明かりに関しても現代の機器は電源を必要とするため照明機材だけでなく、電源の確保も考えておかなければなりません。
- 自助:自分の身は自分で守ること
- 共助:地域や身近にいる人、被災者同士が助け合うこと
- 公助:国や地方自治体・公共団体が行う救助、援護、支援
照明・電源の備蓄に際して
照明と電源とに分けて説明していきます。
各個人の考え方や状況に応じてアレンジしてみてください。
用途に応じて照明器具を選びましょう。例えば以下の項目はチェックポイントです。
- 明るさ
一概に明るければ良いというものではありません。使用シーンに合わせて明るくて広範囲を照らす必要があるのか、真っ暗にならない程度に明るさは抑えたいのか(例えば就寝時)など、用途に合わせて選びましょう。
- 形状、重さ
ヘッドライトや懐中電灯などの軽量なものや、風で飛ばされないもしくは転倒防止など置き型で重量があるものなど用途に合わせて選びましょう。
また災害時は両手をあけていたほうが安全に避難できるので、ヘッドライトや首・肩掛けライト、手持ちライトなど形状も考慮に入れておきましょう。 - 電源
乾電池、AC電源、DC電源、モバイルバッテリー、ポータブルバッテリー など - 防水性
屋外でも使用できる最近の照明器具は防水仕様になっていることが多いですが、そうでないものもあるため確認しておきましょう。特段の理由がなければ降雨時でも使えるものを選ぶことをお勧めします。
- 電源の種類
- 乾電池
単1~単6、ボタン電池など様々な種類があるので、手持ちの懐中電灯や電子機器に必要な電池の形状とサイズはチェックして備蓄しておきましょう。
また電池にはマンガン電池・アルカリ電池・リチウム電池があります。マンガン電池はアルカリ電池より容量が小さく安価である一方、現在主流のアルカリ電池は容量が大きく長持ちするがマンガン電池よりは値段が高い。リチウム電池は低温下でもパワーを発揮でき、充電して繰り返し使えるなどの特徴があります。 - モバイルバッテリー
軽くて携帯性に優れている。 - ポータブルバッテリー
モバイルバッテリーに比べると重く、災害時やアウトドアでの電源としても活用され、製品によっては移動しやすいようにタイヤがついているものもある。 - 発電機
大容量の発電が可能となりガソリンやガスが燃料となる。発電時は音や排気・臭いに注意して使用場所や時間帯に考慮が必要です。
- 乾電池
- 容量(大きさ、重さ)
電源の容量が大きくなればなるほど大きく重たくなります。モバイルバッテリーであれば1万~2万mAhのコンパクトかつ軽量でありながら携帯電話が複数回充電できるものがよく使われています。
ポータブルバッテーリーになると使用する電化製品をどのくらい使うのか、何日間必要とするのかなど、状況に合わせて容量を決めれば良いと思います。 - 電源端子(入力・出力)
- AC電源:家庭用電源と同じなので入出力で多くの電化製品が使えるでしょう
- DC電源:車のシガーソケットから充電できます
- USB:PCなどの電子機器からも充電ができる
- Type C:最近は多くの電子機器でType Cが取り入れられているので使い勝手が良い
- ソーラーパネル
- モバイルバッテリー一体型やポータブルバッテリーに接続して充電できるものもあるので、停電時では太陽光をうまく活用しましょう。
照明・電源の一例

懐中電灯選びでは必要な明るさや用途、重さなどを考えて選びましょう。また携行して使用する場合は両手があくタイプ(ヘッドライト・首掛けタイプなど)を選ぶと良いでしょう。

充電して使えるモバイル式と電源ケーブルをつないで使うタイプがあるよ!

通常の乾電池でも問題ありませんが、ここでは備蓄に適した保存可能期間が10年と長い乾電池を紹介します。

10,000mAh以上のモバイルバッテリーを掲載してみました!

現在の主流はリチウムイオン電池のポータブルバッテリーですが、今後は小型軽量化され安全性・サイクル寿命・充電スピードが向上した個体電池のポータブルバッテリーが多数出てくるかもしれません。
現時点で株式会社ヨシノパワージャパンから2023年10月に発売開始となっています。詳細は下記の企業HPからご確認ください。

使用中はエンジンからの排気に注意!
屋外や室内でも十分に換気をするなど、安全第一でお願いします!
注意点
- 災害用に照明や電源を確保したらそれで終わりではありません。いざという時にすぐに使えるように定期的にちゃんと使えるかのチェックや取扱説明書などで使用方法をしっかり把握しておくことが大事です。
- 乾電池は長期間放置していると液漏れして使えなくなる場合があります。定期的なチェックと長期間使わない機器には乾電池を入れっぱなしにすることは避けましょう。ただし懐中電灯はいつ災害が起きてもすぐに使えるように乾電池を入れておくか、もし本体から乾電池を抜いておく場合はそれぞれをバラバラに保管するのではなく、セットで保管しておくようにしましょう。
- 保管場所に関してですが乾電池は液漏れや破裂の危険を避けるために、直射日光や高温の場所は避けましょう。懐中電灯や携帯ラジオなどの電子機器に関しても同じように保管場所には気を付けてください。普段あまり使わない非常用のものに関しては決めた場所に保管しておくといざという時に慌てて探す手間が省けるので、家族とも保管場所に関して話し合っておきましょう。
最後に…
普段から私たちは電気や明かりを当然のものとして使っています。ただ自然災害が発生すると当たり前だったことが当たり前でなくなり、活動が制限されて今までの生活スタイルが保てなくなると人はパニックを起こすかもしれません。また災害という非日常的な状況にプラスして、明かりのない夜(闇)は更に不安が増すことになるでしょう。
ただ私たちには過去の災害を教訓にして乗り越える知恵と知識があります。あとは行動に移すだけです!いつ災害が発生しても大丈夫なように事前に防災準備をしておきましょう。
おわり