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はじめに
今回は以前紹介した「防災は災害が起こる前の準備でその後が決まる!」の続編として、防災の準備(備蓄)の一つである「飲料水」に特化した内容をお届けします。
人間の体の約60%は体液と言われる水分でできていると言われています。もし水分摂取が十分にできなくなったら我々はどうなるのでしょうか?脱水症状を起こしてめまい、頭痛、意識障害、けいれんなど最悪な場合は生命に関わることに繋がりかねません。ですのでこまめに水分摂取を行うことが重要です。
ただ災害時は飲料水の入手が困難になることもあるため、貴重な飲料水をどのように確保するのかが大事になってきます。災害が起こってからではやはり難しいことが多いので、いかに日頃から備蓄しておくのかが大事になってくるので、何をどのくらい備蓄したらよいのかをご紹介します。
前回および関連ブログをまだご覧になっていない方は一度覗いてみてください。
こんな人は必見!
- 防災意識はあるけどどれだけ必要なのか良いのか分からない
- 今まで意識したことがなかったので何が必要なのかを知りたい
- 災害が起きても何とかなるだろうと考えている人
防災の考え方
国は防災に関して「自助」の重要性を発信しています。仮に自然災害が起こった場合、国や地方自治体・公共団体の救助・支援はありますが、災害発生直後は難しい状況も多々あります。そのため被災してから3日間くらいは自力で自分の身を守り、乗り越えられるようにしておかなければなりません。
- 自助:自分の身は自分で守ること
- 共助:地域や身近にいる人、被災者同士が助け合うこと
- 公助:国や地方自治体・公共団体が行う救助、援護、支援
特に「水」は非常に大事な要素です。支援物資がすぐに届かなかったり、お店の商品棚がすぐに空っぽになって売切れ状態となり入手できないこともあります。災害が起こってから慌てたり、後悔しても状況は打開できないため、日頃からの事前準備が非常に重要となります。
飲料水の備蓄に際して
防災における飲料水の備蓄量は最低でも一人当たり3L/日を3日分と推奨されています。(大規模な災害時は7日分)
4人家族であれば「3L×4人×3日=36L(2Lのペットボトル18本分)」が必要になります。
食料品と同じく飲料水は生活必需品であり、災害時は特に貴重なものとなります。災害が起こってから購入しようとしてもお店ではすぐに売切れとなり入手困難となります。またネットショップで購入できたとしても、道路の寸断や陥没、水没等で配送できない可能性もあります。被災後に後悔しても状況は変わらないため、いざという時のために事前準備をしておきましょう。
通常の飲料水であれば2Lのペットボトルに入った商品が近所のスーパーなどで安く買えるので、お好きなものを購入すれば良いと思います。ただし年単位で保存可能な災害用飲料水とは違うので賞味期限のチェックを忘れずに行って、定期的な入れ替えをこまめに行ってください。
後半でも飲料水(長期保存水)の一例を紹介しますが、一般のお店では取り扱っていない商品やそれなりの量を購入すると重量もあるので、ネットショップを使うと便利です。もしネットショップで購入されるときはポイントをうまく活用したり、キャンペーン期間に購入するなど工夫してみてください。
なお賞味期限が近付いてきた飲料水は日常の飲み水や料理、アウトドアなどで無駄なく使うことができます。
飲料水(長期保存水)の一例
ここからは賞味期限が5年以上の飲料水を紹介します。
ここからは給水バッグとなります。
水道が止まった時に給水車から水をもらうことがあるので、給水バッグもあったほうが良いでしょう。
注意点
冒頭でも触れましたが、人間の体の約60%(新生児で約80%)が体液と言われる水分でできています。下記にもある通り脱水による人体への影響として最悪な場合は生命に関わってきます。
災害時は水が貴重だからと言っても、故意に摂取量を減らして体調を崩しては意味がありません。ちなみに水分摂取は水などの飲料から摂取するだけではなく、食事からも摂取しています。食事を含めた水分摂取量と尿や汗などでの水分排泄量を見ながら脱水症状にならないように注意してください。特に夏場は汗をかくことが多いためより注意が必要です。
最後に…
災害時は今まで当たり前と思っていたことができない、当たり前と思っていた物が手に入らないことが多々あるため、起こる前に事前の備えが必要となってきます。
是非この機会を大事にして災害への備えをしながらご家族や大切な人と防災の話をしていただき、もしもの時のための準備をしてもらえたら嬉しいです。
おわり