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はじめに…
日本は世界的に見ても災害大国と言われています。昔から「地震・雷・火事・おやじ」とは言ったもので、日本人にとって災害は怖いもの・恐れているものの代表として位置づけられてきました。今でも地震・津波・火山の噴火・台風・大雨・大雪・洪水・土砂災害・高潮・竜巻などの自然災害が発生しており、我々の生活を脅かしています。
これらの自然災害の中には天気予報のように前もって予測できて対策が打ちやすいものと、地震のように詳細を予測しにくいものがあります。ただ一つ言えることは自然が相手であり、予測できるかどうかに関係なく我々の想定をはるかに超える事態が起こりえるということです。つまり自然を相手にして慢心せず、日頃から防災意識を高めて知識をつけたり、家族・周囲の人と話し合って助け合う関係を作っておくなど、万が一の時のための事前準備が必要不可欠です。
自然災害に遭遇しやすい国(2015年 → 2023年)
↓↓↓↓↓ 2015年 → 2023年 ↓↓↓↓↓
こんな人は必見!
- 防災意識はあるけど何をしたら良いのか分からない
- 日常生活で後になってから後悔することが多い人…「あの時に〇〇しておけば良かった」
- 根拠なく災害は自分には関係ない、自分は大丈夫と思っている人
- 何かが起こっても国や自治体、誰かが守ってくれると思っている人
災害の種類
【主な自然災害】
- 地震、津波
- 台風、大雨、洪水、土砂崩れ・土石流、落雷、高潮、豪雪、竜巻、冷夏・猛暑、干ばつ
- 火山の噴火、火砕流
地震・津波
日本列島周辺には4枚のプレート(太平洋プレート・フィリピン海プレート・北米プレート・ユーラシアプレート)があり、これらの境界付近プレートの下に沈み込んだり、プレート同士がぶつかり合うなど活動が活発なエリアなのです。それにより日本は近年も含めて古くから多くの地震・津波を経験してきました。
地震発生により建物の倒壊や火災・がけ崩れ・液状化現象・津波などが発生します。特に津波は島国である日本にとって切っても切り離せない災害の一つです。津波のスピードはとても速く、時間をおいて何度もやってきます。また湾内や奥まった場所では津波が高くなる傾向にあり、海から河川へ逆流して遡上することもあるため、海から離れていても河川周辺は大変危険です。
もし沿岸部で地震に遭ったらすぐに高台へ避難することが大事です。自分の生活地域でどこが津波からの非難に適した高台で、どの経路で行けるのかも事前に調べておくと良いです。ハザードマップで自宅周辺の状況を確認しておきましょう!
異常気象
昨今は地球温暖化の影響もあって甚大な被害を及ぼす異常気象が起こっています。スーパー台風と言われるような強力な台風や数時間にわたって同じ場所で雨が降り続く線状降水帯の発生、ゲリラ豪雨、それらに伴う洪水や土砂崩れも発生しています。雨だけに限らず強風や落雷、竜巻、豪雪、雹、猛暑なども我々の生活に影響を及ぼす異常気象として発生しています。
まずは気象庁やテレビ・インターネットで発信される正しい情報を収集しましょう。その上で現状とその後の状況変化を予測しながら対応してください。一つ言えることは、状況は刻々と変化しており、悪化している中では1分1秒がとても大事になります。自分と大事な人の命を守るためにも正しい情報でより早く適切な判断と行動をしてください。もしものために普段から緊急避難場所やその経路、連絡先を事前に調べておき、あわせてハザードマップで自宅周辺の状況を確認しておきましょう!
噴火
現在、日本には活火山が111あります。昔は「活火山・休火山・死火山」などと呼ばれていましたが、2003年に火山噴火予知連絡会によって「概ね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」を活火山と定義されました。
噴火には大別して3つのタイプがあり、マグマが地表に噴出する「マグマ噴火」や地下水がマグマによって温められ一気に水蒸気となって爆発し噴火する「水蒸気噴火」、マグマが地下水に触れて一気に水蒸気を発生して噴火する「マグマ水蒸気噴火」がある。また噴火によって噴石・火砕流・溶岩流・火山ガス・火山灰などが発生するため噴火後も含めて注意が必要である。
防災のためにやるべきこと
防災ではまずは「自助」がとても大事になります。災害初期はライフラインの寸断があったり、自身も含めて被災者や国・自治体がパニックに陥っている可能性があります。そうなると正しい情報や支援物資などが手元に届きにくくくなるため、被災初期は何とか自分の力で乗り越える必要があります。
またライフラインの復旧は”電気 → 水道 → ガス”の順番となり、過去の災害における復旧までに要する日数は下記となります。
下記(図表2-9)を見ると自助の取り組みとして”準備なし”の割合は10%台前半であり、何らかの災害が起こった後に防災の意識が高まっています。項目別には「食料や水の備蓄」「家具の固定」「避難場所の確認」は1/3以上で何らかの対策を取っているようです。
逆に「家族との連絡方法の確認」は10%台半ばなので、これを機に是非ご家族で話し合ってもらえたらと思います。また各項目で意識的に取り組んでいる方がいる一方で、気になるのはまだ3割~4割の方しか対策を取っていないこと、災害発生時は意識してもその後が続かないことです。
年に1回はご家族で防災について話し合ったり、備蓄すべきものを見直してみてください!
- 事前に調べる
- ハザードマップを確認する
「危険な場所はあるか?」「避難場所はどこか?」「避難経路はどれが適切か?」など、自宅や職場などの周辺状況を正しく把握する。下記は国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」です。各自治体でもハザードマップを作成しているので、そちらも合わせて確認ください。
- ハザードマップを確認する
- 話しあう(確認しあう)
- 避難場所
いざ災害が発生したときの行動や避難場所、避難経路、連絡先などを事前に確認しておきましょう。避難場所は〇〇公園、△△小学校などと決めておくことも大事ですが、災害時は多くの避難者でごった返してパニック状態になっている可能性があり、大事な人とスムーズに合流することが難しいかもしれません。できれば避難場所のどの辺で合流するかも決めておくと良いでしょう。 - ご近所
普段から意思疎通を図りながら災害時の話をしておくと、いざという時に家族の情報を教えてくれたり、様々な困難な状況で助けになってくれることがあるでしょう。また逆も然りですので、お互いに助け合う精神(互助)で災害を乗り越えましょう。 - 災害用伝言ダイヤル
近年の災害ではSNSを活用した安否確認も行われていますが、災害時に何が使用可・不可なのか分からないので、自分の無事を知らせる、大事な人の安否を確認する方法を複数持っておくと良いでしょう。その方法の一つとして伝言ダイヤルが活用できます。詳細は下記リンクから確認ください。
- 避難場所
- 備蓄する
最低でも食料は一人当たり3食/日、飲料水は一人当たり3L/日を3日分備蓄することが推奨されています。(大規模な災害時では7日分)
食料品や飲料水に限らず生活必需品に関しても災害が起こってからでは買い占め等により、店舗の陳列棚が空っぽになって入手しづらくなるので、計画的に準備を進めていきましょう。
まずは災害発生から最初の3日間を自力でも乗り越えることができるように、各々ができるところから始めまてみましょう!下記は一例としてご紹介しますが、それぞれの商品に関しては別途紹介ページでご案内します。
災害時に起こるバイアスの注意点
ここまで自然災害と防災に関する話をしてきましたが、実際に被災した時の注意点をお伝えします。
災害時にあるバイアスが働くことで最悪な結果につながる恐れがあります。冒頭でもお話ししましたが相手は自然であり、我々の想像をはるかに超えた事態が発生します。決して「自分は大丈夫!」と慢心せず、正しい情報をもとに正しい判断と行動で大切な命を守りましょう。
ここでの注意点は「このくらいは大丈夫!」と自己判断したり、周りに合わせたて何も行動しないことです。規模の大小に関わらず災害時にはパニックにならないよう、またバイアスによって判断を誤らないように落ち着いて判断をし、自分自身と周りの人たちを守るための行動をお願いします。
【注意が必要なバイアス】
- 正常性バイアス
「このくらいは大丈夫!」と起こった事象を普通のものとして理解しようとする
(例)かなり揺れたがこの位大丈夫だろうと判断したため情報収集や避難せず - 同調性バイアス
「みんなと一緒だから大丈夫!」と起こった事象に対して周りの反応に合わせる
(例)かなり揺れたがみんなは普通に過ごしているので情報収集や避難せず
【参考】関連ページ
※一番下のリンクタイトルは誤記となります。「水害・地震から我が家を守る 保険・共済加入のすすめ」となっていますが、正しくは「災害時に便利なアプリとWEBサイト(多言語)」となります。英語・中国語・韓国語・スペイン語・ポルトガル語・ベトナム語・タイ語・インドネシア語・タガログ語・ネパール語・クメール語・ビルマ語・モンゴル語のサイトがありますので、日本語以外でも情報入手することができます。
最後に…
誰にも未来を確実に言い当てることはできませんが、現在の科学技術と過去の経験をもとにある程度の未来予測を立てることができ、今後の防災・減災に役立つと思っています。最低でも年1回は防災意識や知識を高めながら予測した内容をもとに事前準備に活かして、自分と大切な人の命を守っていきましょう!
そして災害時では困ったときはお互い様です。ぜひ「共助(互助)」の精神をお忘れなく!
おわり